ITエンジニアが転職で最も避けたいのがブラックSESです。
結論から言うと、ブラックSESは次の3つを確認すれば高確率で見抜けます。
- 契約内容に不透明な点がないか
- 実際の現場の働き方や案件の質
- エンジニアへの還元率(給与比率)
この3つに違和感がある企業は、入社後に後悔する可能性が高いです。以下で、具体的に見分ける方法を解説します。
契約内容をチェックする
ブラックSESの多くは、契約内容が不透明です。
次のポイントを必ず確認しましょう。
- 準委任契約か請負契約か(偽装請負のリスクがある会社は要注意)
- 待機期間の給与保証があるか
- 契約更新時の条件変更が明確か
契約書やオファーレターで「詳細は面談時に説明します」といった曖昧な説明があれば、ブラックSESの可能性が高いです。
現場の働き方・案件内容を確認す
面接や面談で、次の質問を必ずしておきましょう。
- 直近で参画している案件の内容は?
- 残業時間や休日出勤はどれくらい?
- 現場は常駐先のみか、リモート案件はあるか?
ブラックSESは、客先常駐の単純作業や長時間労働が多い傾向にあります。
実際の現場環境を知ることが最大の防御策です。
還元率(給与比率)を確認する
SES業界では、クライアントから受け取る単価のうち、エンジニアへの還元率が重要です。
目安は以下です。
- 還元率70%以上:ホワイトSESの可能性大
- 還元率50〜60%:普通
- 還元率50%未満:ブラックSESの可能性大
具体的な単価や還元率を開示しない会社は、ブラックSESのリスクがあります。面接での不自然なポイントに注意
面接で次のような対応があれば要注意です。
- 技術内容よりも「入社の早さ」や「人数確保」を優先している
- 質問への回答が曖昧で、詳細を明かさない
- 待機期間や福利厚生について話をそらす
ブラックSESは、人材を「消耗品扱い」しているケースが多いため、面接の態度に表れます。
口コミや評判を必ず調べる
最後に、第三者の情報を確認しましょう。
- OpenWorkや転職会議などの口コミサイト
- X(旧Twitter)での現役エンジニアの声
- フリーランスエージェントの評判
複数の情報源で同じような悪評がある企業は避けるのが賢明です。
まとめ
ブラックSESは、契約内容・現場環境・還元率の3つで見抜けます。
怪しいポイントが1つでもあれば、慎重に判断しましょう。
転職は慎重に進めれば、ホワイトSESや自社開発企業への道も開けます。